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新月の小部屋

気ままに善徳女王創作二次小説を中心に他にも赤と黒の創作二次小説を綴っております。

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秘宮…たゆとう小舟

水琴は奏でる…それは



天と地が一つになる処
全てが始まり終わる処

新羅


これはその国の一人の女王と、遥か時の果てまで名のみ伝わる一人の男の物語…





SS愛してはいけないから

『秘宮』…たゆとう小舟

ソラボルよりやや北東に美しい湖と山を懐く瀟洒な離宮がある。
ここは皇族と一部の大貴族のみが知る秘宮である。
王がソラボルを離れることなど滅多にないのだがごく稀に平時のみ清遊に出掛けることがある。


女王は湖面を渡る風に下ろした髪をそよがせながら小舟乗り水面のきらめきに心を奪われていた。
ソラボルに残るチュンチュの為にアルチョンを残してきたが、不満げな彼らの顔を思い浮かべ少し気の毒でもありそれでいてなんだかイタズラをうまくやり遂げたような気持ちになりクスリッと笑った。

彼女の頬は先ほど抜けてきたまだ開かぬ蓮花群生の薄紅色に似て未生の花の美しさであった。

そんんな女王の美しくも可愛い微笑みをピダムは傍らで愛しさに息がつまるような想いで見つめた。

そして無邪気に水を触る様子にピダムは

「陛下、あまりのぞきこまれると危のうございます。」

ピダムは二人きりの時だけ許されている?親しさで、女王の腕を捕らえ軽く引き寄せた。

その拍子に小舟が揺れ、彼女はピダムの腕の中にもたれ掛かるように倒れこんだ。

「!ピダム。」

驚いて小さく叫びながら女王はピダムの胸にすがりついた。
ピダムは腕の中に閉じこめた彼女の髪を安心させるようにゆっくり撫でながら

「もう大丈夫です、大丈夫。」

そう彼女の髪に顔を埋めるようにして呟いた。

「……?……ピダム……」

「……ピダム‥大丈夫なら放せ。」

「……」

「?……ピダム?」

「……陛下…お許しください、放せそうにありません……」

「!」

アルチョンでも聞いていたら司量部令といえど剣を抜かれること間違いない言葉を言いながら女王の髪に指を絡めた。

彼女は臣下としてはかなり無礼な言葉にその腕の中で驚きながらもピダムのピダムらしい大胆さに少しの可笑しみを覚えてあえて逃れずに、そして我知らず

「…んっ、ピダムぅ」

きれいな額をすりつけるようにしてその胸の心地よさに、男の神経を狂わすような甘い声音で彼の名を呼んでいた。

その声を聞いた瞬間

「‥うっ、陛下、っ」

まるで痛みにでも堪えるかのような男の低い呻き声に
女王は細い手で男の胸を押し戻すようにして下から掬い上げるようにその顔を見つめた。

そして何事かと問おうとしたその時、ピダムの双眼に不穏な今にも爆発しそうな男の劣情を見つけて彼女は驚いて逃げをうとうとしたが、男の獲物を追うような素早い動きに封じられ強く手首を掴まれ次の瞬間覆い被さるように唇が重なった‥…。

息も塞ぐようなくちづけの、重なる唇と唇の間からもれる

「うンっ…ぁ、ぁんッ…」

ピダムは愛する女人の声えを割るように舌をさしいれ絡ませた。

「、や‥んンっ……ぁ‥」

身を捩る女王の腰を掴み、衣をかた膝で押さえピダムはたがが外れたようにその唇を透き通るように白い頬を貪った。

女王は驚きと羞恥で涙をうかべながらも男の力から逃れられず、水面に浮かぶ木の葉のようにピダムに身をゆだねていた。

そして‥自分自身の下肢から沸き上がる甘いえたいのしれない感覚に怯え逃れたいはずの男の背を無意識に抱いた。

ピダムは女王のそんなあえかな甘く悶える息づかいに気づき裳の中へ手を差し入れその震える秘所を何度も擦り上げた。

「くフぅん……ぁ、アん」

ピダムに与えられる刺激にどうしょうもなく感じてしまいながら甘い可愛いい嬌声をもらしつづけ、それが引き金のようにピダムは自身の男をさらに滾らせていった。

「陛下、力を抜いて陛下…」

「ピダムン…やめっ、あン…」

ピダムは女王の清楚に乱れる姿に見惚れ長い指を鍵のようにまげ秘所の奥を甘く嬲り続けた。
愛する女人の自分だけが見る蜜をこぼす姿に煽られながら

「陛下、お許しを、…」

そう言うと顔を伏せわななく白い下肢をひろげ、嬲りつづけた秘所を蜜を塗り込めるように舐め吸い上げた。

「ひぃん…あぁ、ア、…んン…」

溶けるような甘い悲鳴とともにピダムの腕の中で彼女は、初めての絶頂を知った。

くたり、となりながら女王は強烈な羞恥に

「ピダム、バカ…」

と言い顔を隠すように身体をねじった。

「……こんな、こんな」

「お許しを、お許しを、」

ピダムは言いつのりながら女王の帯に手をかけた。

「!ピダム」

「ダメだ!!………ピダム!」

ピダムはじっと女王を見下ろした。

「陛下、もうどうしょうもないくらいお慕いしています。」

ピダムの眼から涙が落ち女王の頬を濡らした。

「………ここではダメだ…」

女王は完全な拒絶の言葉を口にすることができなかった。

ピダムは瞬間どこか叱られた子供のような眼で彼女を見つめ、次に暗い焔を秘めた男の声で

「……いつ?」



女王は小さな吐息をつき

「………今夜…」

と、告げた。

「必ず?」

女王は僅かに顔をそむけ、そして微かにうなずいた。





湖下を泳ぐ魚たちは、水面を行く小舟の行方も、今夜吹く風の行方も知らず、ただ静かに泳ぎ過ぎて行くばかりであった。




























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